その13 「休む」という決心をする
カフェで調子を崩して以来、仕事が身に入りません。
もうこの時期になると、自分の心身の不調をごまかしきれなくなっていたのだと思います。
実は妻との死別後、心療内科で安定剤をもらっていた時期がありました。そんな経験から「うつ」というものについての知識はもっていました。
「うつなんだろうか・・・」
「思い切って休もうか・・・」
正直、仕事を休みたくはありませんでした。
でも、どうしても体がいうことをきかない。
なんだか疲れ切ってしまって、ぼうっとしてしまって自分の体なのに自分ではないというか・・・
私はまず、職場の信頼できる先輩に相談してみました。
「最近、体の調子が悪くて・・・うつかもしれません」
先輩は親身に相談にのってくれました。
そして、上司に相談してみるよう、アドバイスをくれました。
上司に不調を訴え、二人っきり面談してもらい、治療して休養することの許可をもらえたのはそれから間もなくのことでした。
「しっかりと治すように」
そう言ってくれた上司には今でも本当に感謝しています。